Adafruit QT Py RP2040 MicroPythonによる開発
経緯
Adafruit製RP2040開発ボードのMicroPythonによる開発手順を調査。
公式サイトではCircuitPythonによる開発が詳細に解説されている。
MicroPythonによる開発にも対応していることが明記されているが、詳細が不明。
Adafruit製RP2040開発ボード
「Adafruit QT Py RP2040」を対象とする。
必要なもの
- 「Adafruit QT Py RP2040」uf2ファイル
Adafruitではなく、micropython.orgからダウンロード。
micropython.org
MicroPython開発環境構築
1. uf2ファイル書き込み
「BOOTSEL」ボタンを押した状態で「Adafruit QT Py RP2040」をPCに接続。
「RPI-RP2」がディスクドライブに追加されます。
uf2ファイルを「RPI-RP2」の直下にコピー。
※CircuitPythonによる開発と同じ手順です。
2. IDE
IDEはRaspberry Pi Picoと同様に、「Thonny」を使用可能。
thonny.org
3. 内蔵RGB NeoPixel LEDを使用してLチカ
定番のLチカ。
「Adafruit QT Py RP2040」の内蔵LEDは、NeoPixel LED。
Raspberry Pi PicoでLチカを行うのとは、要領が異なる。
NeoPixelのライブラリ追加は不要。以下サンプルソース。
import machine
from neopixel import NeoPixel
from time import sleep
# NEOPIXEL_POWER このピンをONにするとNEOPIXELが使用可能になる
LED_POWER = 11
# NEOPIXEL
LED_PIN = 12
def main():
# NEOPIXEL_POWER ON
ledPower = machine.Pin(LED_POWER, machine.Pin.OUT)
ledPower.on()
# 1ピクセル用の NeoPixel ドライバーをGPIO12で作成
led = machine.Pin(LED_PIN)
np = NeoPixel(led, 1)
while True:
# 第1ピクセルを白に設定 RGB
np[0] = (10, 10, 10)
# ピクセルにデータ書込み
np.write()
# 1秒間、一時停止する
sleep(1)
# 第1ピクセルを消灯 RGB
np[0] = (0, 0, 0)
# ピクセルにデータ書込み
np.write()
# 1秒間、一時停止する
sleep(1)
if __name__ == "__main__":
main()
まとめ
Adafruit製RP2040開発ボードもRaspberry Pi Picoと同様に、MicroPythonによる開発が可能。
また、NeoPixelをMicroPythonでライブラリの追加なしに操作可能。